家計簿

エッセイ
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 おじさんはね、毎月家計簿をつけています。

 とは言いましても、毎回買い物をしたレシートを並べて何をいくらで購入したなんて面倒なことはしておりません。

 毎月通帳の記帳をして、通帳の引き落とし額と振込額、そして残高のチェックを累計して、銀行残高を集計している程度なんですがね。

 それでも、一応クレジットカードの引き落とし内容は、食費と日用品、そして予定外に大きな支出があった場合には雑費として集計していますがね。

 それでも、もう家計簿をつけ始めて8年になりますが、そうしますとね、大体毎月のね、支出額の平均って似たような金額になっていることに気がつくんです。

 もちろん雑費を除いてですけどね。

 そうしますとね、毎月の支出と残高の予測がつきやすくなるんですよ。

 で、これがね、おじさんの家計には大変大きな効果がありましてね。

 支出と残高の予測がつくっていうことはね、自由に使えるお金、要はお小遣いなんですけど、そのお金もどれくらいまでなら許容範囲かね、予測がつくようになったんですよ。

 さらにね、電話代やネット代、生命保険みたいなね、いわゆる固定費についてもね、生活費の何割に当たるのかが目に見えますからね、これは削減できないかってね、色々調べてね、今は大分節約できるようになったんです。

 そうしますとね、さらに自由に使えるお金が増えますのでね。

 で、結果としてね、お小遣いをね、夫婦揃って少し増額することがね、できたんですよ。

 もちろん、家計簿を見て話をしますのでね、お互いに納得の上でね、お小遣いの金額を決めることも出来ますしね。

 でね、この家計簿がね、数年単位で集計できますとね、年単位での貯金額をね、大体ですけど把握することができるようになりましてね。

 これもね、雑費を除けばね、大体同じような金額になりますのでね。

 そうしますとね、年単位で自由に使えるお金、まあ少し大きな金額をね、把握できるようになりましてね、で、その金額の範囲内でね、旅行にもね、無理なく行けるようになったんです。

 おじさん、介護の仕事をしていますのでね、世間一般のイメージ通りそんなにたくさんのお給料をいただいているわけではないんですけど。

 でもね、家計簿をつけることでね、家計の無駄を省いてね、自由に使えるお金も把握できるようになりましたのでね、生活費の不安みたいなものはね、お仕事を続けていることが前提ですけど、少し軽減することができましてね。

 家計簿をつけ続けていてね、こんなメリットもあるんだなあなんてね、おじさんは思いましてね、そしてまたね、毎月毎月、家計簿をつけ続けているとね、そういうことなんでございます。

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