病気の話

日記
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 おじさんの友人なんですがね、先日健康診断で数値が悪かったということでね、病院に行ったんですよ。

 でね、初めは手術をしなくちゃいけなくなったって話でね、まあそうは言いましてもおじさんの友人ですからまだ40代、大変だね〜なんて言いながらもね、まあ、一週間程度で退院って言いますし、大したことないだろうと思っていたんですがね。

 詳しく検査したら思ったよりも重い病気でね、手術しても完治はしないとのことでね、しかもね、5年後の生存確率が50%って言われたって言うんですよ。

 おじさん、言葉を失いましてね、40過ぎているのにかける言葉も思いつかなくてねえ。

 もちろん生存確率が50%ありますからね、確実に亡くなる話ではないんですけれどもね。

 結局は、無理しないでねとかね、体に気をつけてねとかね、そんなありきたりなお話しかできなかったんですけれどもね。

 介護の仕事をしていますとね、不謹慎ですけれども人っていうのは存外長生きするものだなあなんて感じることが多かったのでね、ほんとショックが大きかったんですよ。

 それにしてもねえ、特に体調不良みたいな感じはしてなかったということでね、健康診断で初めて分かったそうでね、おじさんもあんまり実感はないですけれども、それでも確実に年は重ねているわけでしてね、人ごとではないというかね、そんな気持ちにもなったのですよ。

 おじさん、一応人並みには健康に気を遣っているつもりですしね、運動も始めてね、体調管理も行っているつもりですけれどもね、それでもやっぱり体の中のことは分かりませんからねえ。

 健康診断と献血の血液検査の結果、あとは体重の増減ぐらいしかねえ、判断材料はないわけですからねえ。

 急におじさんも同じような状況になる可能性も当然ありますからねえ。

 ですけどね、今以上に体調管理に気をつけようなんてね、そういうことよりもですね、おじさんはね、悔いの残らない毎日を過ごさないといけないなあってね、そう思ったんですよ。

 日々生きていればね、嫌なことや面倒なこともそりゃあたくさんありますけれどもね、でもね、やっぱり一日の終わりにはね、今日も良い日だったとね、そう思えるような毎日を送りたいと思うんですよ。

 そうしましたらね、いざおじさんの人生が終わりを迎えるとなったときにもね、悔いの残らない、残りにくい人生をね、送ることができるんじゃないかなあってね、そんなことを思ったんです。

 おじさんはね、おじさんの人生をね、精一杯笑って楽しんで過ごしたいんです。

 そのためにもね、不安や嫌なことや面倒だと思う気持ちに負けずにね、好奇心旺盛におじさんのやりたいことをやり続けようとね、そんな決意を新たにしたんですよ。

 それにしましてもね、おじさんの友人ね、ホント良い人なんですよ。

 嫌なことがあってもね、怒るんじゃなくてね、困った顔をしながらね、なんとか解決できないかなんて悩む優しい人なんですよ。

 そんな人がね、病気でそんなことを言われなきゃいけないなんてね、おじさんは残念ですし悔しいとも思うんですよ。

 もちろん、確実に生きられなくなるわけではありませんからね、悪い結果ばかり考えてはいけないんですけれどもねえ。

 とはいえおじさんはね、これからも長く長く友人として過ごしていきたいと思いますしね、そしてね、一緒に過ごせる時間をね、本当にこれからはね、大事にしていかないといけないなとね、強く強く思うのでございます。

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