おじさん、友人と忘年会をする

日記
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 この日はね、おじさんね、同郷の友人たちとね、忘年会をしたんですよ。

 とは言いましてもね、仲の良い数人とね、居酒屋に行って呑んだだけなんですけれどもね。

 でもね、同郷とは言いましてもね、おじさんも生まれた土地からは少しですけれども離れた場所で暮らしていますしね、他のメンバーもね、今は別々の場所で生活している人もいるんですけれどもね。

 でもね、忘年会みたいにね、年に一回のものでもね、声をかけますとね、集まってくれるんですよねえ。

 それぞれの生活もあってね、それぞれに忙しい中でもね、時間を作ってくれるんですよねえ。

 そういうことってね、ホントに有り難いことだと思うんですよねえ。

 そうやってね、実際に会ってね、それぞれの近況の話をしたりね、同級生なんかの噂話を話したりしていますとね、久しぶりに会うのにね、なんと言いますか、普段から会っているかのようなね、そんな感じでね、一緒の時間を過ごせるんですよねえ。

 そんな友人がいることがね、とても幸せなことだとね、おじさんは思うんですよねえ。

 気のおけない友人とね、中身があるのかないのか分からない、そんな話をね、お互いに気楽に話すことができるというのはね、年を重ねれば重ねるほどにね、貴重になるものだとね、おじさんは思うんですよ。

 どうしてもね、普段の生活ではね、年相応の対応と言いますかね、立ち振る舞いみたいなものをね、おじさんなりに意識していますからねえ。

 というよりはね、こういう友人たちとの忘年会をしていますとね、普段意識しているということをね、自覚するんですよねえ。

 そういう意味ではね、ある意味、素でいられる時間とも言えるんですよねえ。

 父親でも旦那でも職場の先輩でも後輩もない、ただのおじさんとして過ごすことのできる時間、そしてただのおじさんを見せることができる相手、まあおじさんの恥ずかしい過去も知っているメンバーですからねえ、改めておじさんの黒歴史をからかわれたりもするんですが、そういうことも含めましてね、そういう関係を持てる相手がね、今のおじさんという年齢になってもいるということがね、やっぱり有り難いことだと思うんですよねえ。

 まあ、そうやって話しながらね、お酒を呑んでいますとね、あっという間に時間も過ぎていくものでしてねえ。

 この日は嫁さんが送り迎えをしてくれたのでね、迎えの時間を指定していましてね、その時間より遅くなるなら連絡するっておじさん言っていましたのにね、すっかり連絡を忘れていましてねえ。

 もう少し時間を延長したいなあなんて思った頃には嫁さんはもう迎えに向かっていましてねえ。

 慌てて電話をしましたがね、さすがの嫁さんもそりゃ不機嫌になりますわねえ。

 でね、延長か予定通りか悩んだんですけれどもね、まあ結論としましては予定の時間に迎えに来てもらってね、それでお開きとなったんですけれどもねえ。

 いい年していてもね、お酒の席でのね、失敗が絶えない成長しないおじさんなのでした。

 

 

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