おじさん、不安と闘う

エッセイ
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 おじさんね、ふと気がついたことがあるんですよ。

 それがね、仕事がね、終わりの時間に近づいてきますとね、妙に不安になりましてね、落ち着かなくなる癖があるようなんですよ。

 といいますのもね、まあ仕事が終わりの時間に近づきますとね、やり忘れが無いかとかね、スムーズに引き継ぎをしたいと思ってね、気持ちが落ち着かなくなることはよくあるんですけれどもね、

 この日はね、仕事もスムーズに進んでいましてね、他のスタッフにも仕事を手伝っていただきましてね、焦ったり不安になったりする必要がないはずなのにですね、それでもやっぱりね、普段通りと言うのもおかしいんですけれどもね、不安になってくる自分にね、気がついたんですよ。

 ということはですね、おじさんが仕事終わりに落ち着かなくなるのはね、仕事のやり忘れやね、引き継ぎに不安があるということではなくてね、これはもうおじさんの思考の癖といいますかね、理由のない不安をね、おじさんが抱えているとね、そう思ったんですよ。

 ですからね、落ち着かなくなるおじさんにね、自分でね、大丈夫だから、焦る必要も不安になる必要もないとね、言い聞かせてみたんですけれどもね、なかなか気持ちが落ち着かないんですよねえ。

 これはね、おじさんにとりましてはね、結構大きな問題とね、なりそうな予感がしているんですよ。

 理由のない不安が生じた時のね、対応がね、おじさん自身にはまだ確立していないということですからねえ。

 まあ、不安の正体がね、おじさんの思い込みといいますかね、理由のない思考の癖と気が付けたのは良いことではあるんですけれどもね。

 これからはね、その不安とおじさんはしっかりと向き合ってね、克服しないといけないよなあなんてことをね、おじさんの年になって気がつくのはいささか遅い気もしますけれどもね、それでも今からでもね、やらないといけないよなあなんてことをね、思っているおじさんなのでございました。

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