おじさん、不安の正体について考える

エッセイ
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 仕事が終わりに近づくと不安になるおじさんの理由がね、実際に終わるかどうかということよりもね、おじさんの思考の癖のようなものでね、不安になっていると思うようになりましてね。

 それでね、おじさんなりにね、その不安の正体について考えてみたんですよねえ。

 正体が分かればね、対策もできるかも知れませんからねえ。

 それでね、よくよくおじさんの過去を振り返ってみますとね、今の職場ではない頃のことでね、時間通りに仕事が終わらないと不機嫌になる先輩がいたことやね、仕事終わりの時間になると残業の業務を持ってくる上司とかの経験がね、今でもおじさんの中でね、くすぶっていることにね、気がついたんですよ。

 その経験がね、時間通りに仕事を終わらせないといけないというね、強迫観念にも似たような気持ちにさせたりね、仕事が終わるまでは仕事が増える可能性があるというね、不安を助長するような思考にね、おじさんは囚われているとね、そう思ったんですよ。

 まあ、おじさんは所謂就職氷河期世代ですからねえ、『嫌なら仕事をやめればいい、次が見つかるならね』みたいなね、そういう不安定な状況で仕事をしてきましたからねえ。

 今でもその頃の経験や考えがね、おじさんを助けてくれることもあればね、こうしておじさんの思考を悪い方へ悪い方へ誘うこともね、あるんですよねえ。

 これね、何が質が悪いってね、その思考の癖にね、囚われているとね、気が付きにくいことなんですよねえ。

 なぜならね、おじさんがね、仕事終わりにね、そう考えてしまうのはね、おじさんにとっては至極当たり前のことなのでね。

 今まで疑問にも思わなかったんですよねえ。

 しかもね、この思考はね、一人で仕事をしている時に陥りやすくてねえ。

 多分ですけれどもね、一緒に働いている人達にはね、気付かれていないとも思うんですよねえ。

 だってね、おじさんはね、一緒に働いている人達をね、不安にさせてはいけないというね、そういう考えもね、今まで仕事をしてきた経験の中でね、植え付けられてきていますからねえ。

 おじさんの気持ちに蓋をしてね、仕事をすることはね、ある意味おじさんの中では当たり前になっているんですよねえ。

 ただねえ、そうやって無意識に無理をして仕事をしてきましたのでね、ある時不意に容量をオーバーしてね、爆発することもありましたからねえ。

 結局は周りに迷惑をかけてきたとは思うんですけれどもね。

 それでもおじさんが今まで考えてきたことはね、おじさんの我慢が足りないみたいな考えですからねえ。

 いやはや、こうやっておじさんの思考を整理していますとね、なんとも面倒な人間なのかとね、実感しますよ。

 ただね、こうやって日記をつけるまではね、こんなふうにおじさんの思考について省みることなんてありませんでしたからねえ。

 嫌なことがあればお酒を呑んで忘れてしまえ、みたいね生活でしたからねえ。

 そういう意味ではね、こうしておじさんの成長につながる要因に気がつけたことはね、おじさんにとりましては大変に良いことだと思うんですよ。

 あとはこのおじさんの思考の癖にね、どう立ち向かっていくかなんですけれどもねえ。

 なにせ根拠のない不安ですからねえ、今のところは具体的な対策は思いもつかないんですけれどもね。

 それでもね、まあまずはしっかりと休息をとりましてね。

 何かいいアイデアが出ないかね、おじさんは考えてみることにしますよ。

 

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