おじさん、地震対策をする

エッセイ
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 昨年のね、能登半島地震があってからおじさんもね、地震対策をするようになりましてねえ。

 避難袋やなんかはね、それなりに準備していたんですけれどもねえ。

 それに追加してね、夏場の避難対策にマキタのポータブル冷蔵庫とカセットガスで稼働する発電機を購入しましてね。

 それと冬場の避難対策にはカセットガスで稼働するヒーターも購入したんですよねえ。

 あとは薪ストーブや一人用のテントと寝袋がありますのでねえ、車中泊と併用すれば何日かは生活できると思うんですけれどもね。

 そんなふうに準備をしていましたらね、嫁さんから寝ている時のメガネ対策について話をされましてね。

 おじさん、目が大変に悪くてメガネ無しではちょっと生活が困難になるレベルなんですけれどもね。

 それでね、寝ている時にメガネが地震で飛んでいったらどうするのって言われましてねえ。

 そんな想定はしていませんでしたからねえ。

 何も対策していないって言ったんですよ。

 そうしましたらね、ベッドに紐を繫げてね、その紐にカラビナを取り付けてね、で、寝ているときはそのカラビナにメガネを挟んでおけばね、地震がおきてもメガネが飛んでいくリスクは減らせるよと言われましてね。

 そりゃいいとね、使わなくなったカラビナに紐を括り付けましてね、ベッドに繋げておくようにしたんですよ。

 まあね、毎晩寝る時にね、メガネをカラビナにつけるのが若干面倒に感じることもありますがね、それでも毎朝ね、メガネを探す時間も無くなりましてねえ。

 意外に便利かもと思ったりもしているんですよねえ。

 あとはね、あまり着る機会が減ってしまった下着や靴なんかをね、袋に入れてね、懐中電灯とセットでベッドのそばに置きましてね。

 まあ、そんな感じでいざという時の備えをしているんですよ。

 でもねえ、いくら備えたといいましてもねえ、出番がないことが一番なのは言うまでもないことなんですけれどもね。

 ですからね、今日も防災グッズに出番がないことにね、これもまた有り難いことなんだなあなんて思うんですよねえ。

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