少数与党政権

日記

 最近政治の話が多くなっていますが、先日の衆議院選挙の結果、与党が過半数割れしたことでおじさんにとっては大変興味深い状況になっていますのでね、仕方がないと割り切りますよ。

 少数与党となったことでね、予算にせよ何にせよ野党の協力がなければ話が進まない。

 そして、野党は野党であまり与党よりになったり、ましてや連立政権なんて行動に出れば次の選挙で確実に議席を減らすことが容易に想像できますのでね、安易に与党に協力できない。

 そこで、野党は与党に自分たちの政策を訴えて、自分たちの政策を受け入れてくれるなら協力する、というスタンスで望む。

 ここで与党と野党の駆け引きが起こり、結果として国民の生活がねえ、豊かになるのならそれは大変喜ばしいことなんでねえ。

 ぜひ、野党には国民生活が豊かになるような政策を訴え続けてもらえるよう応援したいとおじさんは思っておりますよ。

 しかし、衆議院選挙の結果が出た時点ではこんな状況になるなんておじさんは想像していませんでしたのでね。

 良い意味で予想を裏切られて嬉しいと思う反面、やっぱりおじさんの考えや想像力では足りないところも多いなあなんて実感しましたよ。

 とはいえね、今の与党の考え方というかね、行動にはいささか疑問もありましてねえ。

 この状況でもね、国民よりの政策、つまりは減税になるような政策には難色を示されていましてねえ、いやいや、そんなことをね、ずっと続けてきてね、減税はしないが増税は行う、不満が高まれば補助金でお茶を濁すみたいな行動がね、今回の選挙結果に出たわけでね、そんなことをしていれば内閣不信任案が可決される可能性が高まるし、そうなれば次の選挙では更に議席を減らす可能性もありますのにね。

 それに、新しく就任された首相の責任を問うような報道もみかけますが、いやいや、首相が責任を取って辞任すれば国民が納得するかといえばそうではないでしょうと、首相の問題もありますが、それよりも問題なのは先の選挙で旧態依然の選挙活動を与党が行おうとして、それが国民にバレて反感を買ったのが一番の問題でしょうと、であれば、首相が誰に変わろうとも自民党自体の考えや行動が変わらなければ同じことの繰り返しになるでしょうと、おじさんなんかは思うのですがね。

 よっぽど今まで通りのやり方を押し通したいんだなと、変えたり変わったりするのは嫌なのか何か特別な理由があるのか、おじさんにはよく分かりませんけれども。

 ただ、そうは言っても少数与党となったために、国会の役員のポストをいくつかは野党に任命する必要もあるようで。

 で、予算委員長なんかも野党が担うことになりそうで。

 これ、結構面白いことになるんじゃないかとおじさんは思っているんですけれども。

 というのも、これで野党は今までのように与党の批判ばかりしていることはできないわけで。

 そんなことをすれば予算が成立できず、その責任は与党ではなく野党となってしまいますのでね。

 予算を成立させるための行動や発言が野党にも求められるわけですからね。

 野党にもプレッシャーがかかると思うんですよ。

 その代わりね、野党にも予算成立のための経験を積むことができるわけで、そうなれば次回以降の選挙でね、できるかどうかは別としまして政権交代のための準備にもできる可能性がありますのでね。

 そうなれば、この緊張感をもった政治が今後も続く可能性が高まりますのでね。

 おじさんはね、一つの党がずっと与党というのはあんまり良いとは思っていないのでね。

 だってねえ、それでは党首は変わるかも知れませんけれども、結局のところ一党独裁のようにね、おじさんには思えてしまいましてねえ。

 選択肢がね、あるように見えて実はないというのが今までの日本の政治であったように感じているおじさんは、今のような状況を好ましく思っておりますし、できれば長く続いてほしいとも思っているのです。

 

 

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