おじさんの住んでいる地域ではですね、小学生の子どもたちが集団で登下校しますのでね、その小学生の親御さんがね、交代で旗当番をしているんですよ。
旗当番と言いましてもね、交通量の多い交差点などに立って横断歩道を渡すというだけではなくてね、登校の際は子どもたちの集合場所から付き添って一緒に歩いてね、小学校手前の交通量の多い交差点を渡すところまで、そして下校時は交通量の多い交差点を渡すところから集合場所まで歩くということでね、登下校時の子どもたちの安全を確保するということで活動しているんですけれどね。
これが実際には中々大変でしてね、というのもね、子どもたちの集団なんですけれど多いと地区によっては50人を超える集団になることもありましてね、それを大人一人で付き添って歩くんですけれど、それだけの人数となると集団の前と後ろの距離が結構できますしね、しかも1年生から6年生までいるのでね、歩くスピードもまちまちなわけで、そうすると集団の中で切れ目ができてしまったりするのでね、そんな中安全を確保しながら一緒に歩くのはそれなりに神経を使うのでね、結構疲れるんですよ。
それに、横断歩道を渡るときもそれだけの人数ですから、もちろん車の運転手の方には待っていただくんですけれど、それなりに車が渋滞してしまいますのでね、そうするとある程度のところで子どもたちを止めて車に進んでもらったりもするんですけれど、そのタイミングにも神経を使うんですよ。
とはいえね、そんな子どもたちも春先の入学したばっかりの頃なんかはね、やっぱり1年生の歩く速度と上級生の歩く速度の差が大きくてですね、集団がバラバラになってしまうことが多いんですけれど、それも半年も過ぎてきますとね、1年生は歩く速度が早くなり、上級生も少しづつペースを合わせることができる子も増えてきて、集団がまとまって歩くこともできるようになってね、そんなところにおじさんは成長を感じたりもするんです。
それにね、挨拶ができるようになる子もいたりね、話好きな子がいたりね、まあ、話さない子の方が多いのでね、そういう子は特に印象に残るんですけれどね、そんな形で子どもたちと接する機会にもなったりとね、大変なんですけれどそれなりに変化や成長を感じられる活動でもあるんですよね。
そうは言ってもやっぱり子ども達の人数があんまり多いと大変なので、本音で言えば大人2人で付き添いたいんですけれど、そうすると親御さんの負担がね、今までの倍の頻度で旗当番をしなくちゃいけなくなりますから、それは困るという方もいるのでしょうしね、シルバー人材センターみたいなところにお願いするにしても費用が発生しますのでね、簡単には話が進まない問題だとおじさんも思ってはいるんですけれどもね、でもね、それでもね、2人で対応できるようになると良いなあ、と思っているおじさんなのでした。
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