予防歯科

エッセイ
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 この日はね、おじさんはね、行きつけの予防歯科に行ったんですけれどもね。

 歯痛とかではなくてね、定期の検診だったんですけれどもね。

 そこで勧められてね、歯間ブラシを使用するようになったんですけれどもね、歯間ブラシってね、サイズがありましてね。

 最初はsssっていう極小サイズだったんですけれどもね、ssサイズに変わり、この日はSサイズに変更したほうが良いと言われましてね。

 要は歯の隙間が大きくなってきたということなんですよね。

 でね、おじさん、ちょっと気になって聞いたんですよ、歯の具合が悪くなってきているんですかってね。

 そしたらね、歯の状態はね、10年ほど前から定期的に予防歯科を受診しているんですけれどもね、ほとんど変化がないと言われましてね。

 普段の歯磨きと定期のクリーニングでしっかりケアできているとのことでしてね。

 じゃあどういうことかと言いますとね、歯茎が引き締まって歯石も減ってね、その結果歯の隙間が大きくなったとのことでね、歯にとっては良い兆候ということだったんですよね。

 いやあ、予防歯科の効果がしっかり出ているとのことでおじさん嬉しかったですねえ。

 若い頃はおじさん、ホント歯には無頓着でねえ。

 虫歯になったら歯医者で治してもらえばいいなんてね、で、年をとったら義歯をつければいいなんてね、今考えるとホントどうしようもない考え方をしていましてねえ。

 まあ、それを嫁さんに怒られて、それから予防歯科に定期的に通うようになったんですけれどねえ。

 始めの頃は歯もしっかり磨けなくて、磨き方から教えていただいてねえ、それこそ一月に一度のペースでケアに行きましてねえ。

 で、段々しっかりと家でもケアできるようになってねえ、それからは三ヶ月に一度の定期受診でケアで済むようになったんですよねえ。

 それから10年ほど経ちますがね、今では歯の磨き方を注意されることもだいぶ減りましてね、それに違和感があれば確認もしてもらえますし、定期的にレントゲンも撮影していますしねえ。

 歯の心配はかなり軽減されましたねえ。

 そしてね、そうやってケアをしていく過程の中でね、親知らずも全部抜歯してしまいましたしねえ。

 どうやらね、親知らずって虫歯になっても治療できなくてね、抜歯するくらいしかないようでね、上手に生えていないとしっかり磨くことも難しくてね、それなら先に抜いてしまおうということでね。

 しかも4本全部抜歯するならね、病院に一泊入院して全身麻酔で抜歯することもできるということでね、何年か前に対応できる病院を紹介していただいてね、入院して抜歯してもらったんですよねえ。

 全身麻酔ですから痛みも何もなく気がついたら終わっていましたしねえ、あれは楽でしたねえ。

 まあ、そうやってね、虫歯になってからの事後対応ではなくてね、事前に定期的にケアをしていればね、治療のために何度も歯医者にかかる手間や治療費を減らすこともできますしねえ。

 予防歯科を勧めてくれた嫁さんやね、定期的にケアをして頂ける予防歯科さんにはね、感謝感謝のおじさんなのでございますよ。

 

 

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